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THE FARM 人物図鑑⑦
『心に残る一瞬を創りたい。空間を彩るプロデューサー』デコレーションプロデュース担当 林さん 石倉さん なぜTHE FARMは進化し続けているのか?それは、熱い想いを持ったスタッフがいるから。THE FARMを彩るスタッフをリレー形式で紹介する「THE FARM人物図鑑」 元「高校美術講師」「ブライドアテンダント」コンビ 2人が本格的にチームとしてペアを組んだのは1年前。THE FARMデコレーション担当になったのも2人の経歴に秘密があるそうですね。石倉:元々美術大学出身で、そのあとは地元の高校の美術非常勤講師として働き、結婚をきっかけに千葉県に引っ越してきたんです。そんなとき、近くに「かりんの湯」という温泉施設があることを知って車で向かったら、山と田んぼを抜けたところから急におしゃれなコテージが見えたんです!夜だったからかイルミネーションのようにすごい幻想的で・・・。「なんだ、ここは!!」ってすぐ調べてみたら、それがTHE FARMでした。そうしたらいつの間にか社員に(笑)。あ!THE FARMのマスコットキャラクター「べジたべくん」は私がデザインしたんですよ!林:以前はホテルの結婚式でブライドアテンダントをしていました。”グランピング”というものがオープンすると知って「それってなんだろう。面白そう!」って応募したのがきっかけです。なので、もうかれこれTHE FARMは8年目になりますね。当時グランピングはさほどメジャーではなかったこともあって、本当の意味でゼロからのスタートでした。掃除の仕方からなにからなにまで、みんなで苦労しながら作り上げて。たいへんだったけどそれはそれですごく楽しかったなぁ。元々趣味でアクセサリーを作ったりすることはすごく好きだったんです。園内にある一部の看板も私が作ったものなんですよ。 非日常を、いかに目立たず、それでいて安全に設置できるか 2人が持っているセンスが今のTHE FARMをさらに彩っているのですね。自然に調和した装飾はお客様からもフォトスポットとしても人気があります。デコレーションするにあたってこだわっていることは?石倉:まず一番に、THE FARMの地形や雰囲気を大事にしています。THE FARMは自然豊かな場所にあるので、なるべく既製品のものは使わないで自然のものを使ったり。そうすることで他では味わえない空間演出になるように心がけています。そうそう、トレッキングルートにある木のドアも是非多くのお客様に見てもらいたいなぁ。THE FARMの世界のひとつをそれで具現化させたくって。どんなドアなのかは見てからのお楽しみです!林:野外に装飾をするからにはまず安全が大事。同時にそれをわかるように見せてしまっては「非日常」を楽しんでもらえません。いかに目立たず、それでいて安全に設置できるかを常に心がけています。いちど装飾をするとイベント期間は1か月に及ぶので、装飾を選ぶセンスだけではなく、その綺麗さを変わらないようキープできるのかどうかが技術であり本当のセンスだと認識しています。 お客様の思い出に残る、そんな瞬間と空間演出を 林・石倉:場内の空間演出の構想を練るのはとても大変なのですが、例えばつい最近のクリスマス装飾の作業中に、通りがかったお客様が「もう撮ってもいいですか」と早速写真を撮ってくれたことは素直にうれしかったです。きっとその1枚がお客様のよい想い出になるんだろうなと思うと、自分たちのやっている仕事はとても素敵なことをさせていただいているんだと自信を持てます。その写真がのち、「楽しい場所だったな」「またTHE FARMに来たいな」って思ってもらえるようになることが、今の私たちの一番のモチベーションかもしれません!2023.11.28 COLUMN -
THE FARM 人物図鑑⑥
『採れたて野菜の贅沢を。ザファーム食堂のヒットメーカー』おふろcaféかりんの湯 ザファーム食堂総料理長 佐藤さん なぜTHE FARMは進化し続けているのか?それは、熱い想いを持ったスタッフがいるから。THE FARMを彩るスタッフをリレー形式で紹介する「THE FARM人物図鑑」その⑥ 農園の美味しい野菜を見つけるのが日課 「当初期間限定で出していたレバニラ定食がおかげさまで現在グランドメニューになりました。新メニューを考えているとき、農園の畑に行ってみるとすごく新鮮でおいしそうなニラが目に入って。厨房に持ち帰ったらたまたま冷蔵庫にレバーが。となると「これはアレしかない」って即断即決で作っちゃいました(笑)。ニラレバって、言ってみれば定番メニューじゃないですか。正直こんなに売れるとは思ってなかったんですけど、やはり採れたてのニラの違いがはっきり分かるし、サウナーも少し意識して辛めの味にしてみたり、常連さんからは「中華料理屋よりうまいよ!」なんて言ってもらえて。天気がいい日には畑に実際に入って調理用に野菜を収穫する、いまや私の日課。ありがたいことに私が発案するメニューがこのところ毎回ランキング上位になるんです。これからは長ネギが採れるので、アツアツシミシミの肉豆腐にしてみたいですね!」そうしたらいつの間にか社員に(笑)。あ!THE FARMのマスコットキャラクター「べジたべくん」は私がデザインしたんですよ! 地元で愛されたお店の味を守っていく 「食堂メニューでは釜飯から定食まで幅広く用意しているんですけど、是非多くの方に食べてもらいたいのが「ピリ辛もつ煮込み」です。実はこのもつ、以前THE FARMから車で5分のところにあったもつ屋さんのものを継承しました。オーナーこだわりの生もつが昔から好きだったんですけど、コロナ禍で閉店すると聞き「こうしちゃいられない!」と思って、グランドメニューとしてもつ煮を継承させてもらうことにしました。”地元で愛された味を地元の店が守り続ける”、全国からお客様がいらっしゃるTHE FARMやかりんの湯が持つ大きな役割だと思うんです。施設は新しい、だけどなんだか少し懐かしい。誰もがホッと安らげる、そんな食堂にしたいですね。」 農園リゾートならではの”採れたて”という贅沢を 「香取市は地元ではあるけど、こちらに来る前は東京や埼玉で仕事をしていました。そんな折8年前ですか、今度グランピングがオープンするからぜひ手伝いに来てくれないかと知人から電話をもらったのが戻ってきたきっかけです。そこからグランピングのキッチンの責任者、THE FARMカフェの店長を経て今はザファーム食堂の料理長を拝命しています。入社以来飲食の仕事をしていますが、いつか農園の仕事も同時にしてみたいなんて思ったりしています。野菜を作る側、調理する側、根底は「目の前で採れた新鮮な野菜をお客様に召し上がっていただきたい」ということ。これは変わりません。天然温泉に入って、その日採れた野菜を食べる、こんな贅沢なこと、なかなか体験できないじゃないですか。その思いを変わらず持ち続けて、スタッフにもどんどんノウハウを継承していきたい!そして自分の可能性もどんどん伸ばしていきたいと思っています。そうそう、機会あれば・・ジップラインのインストラクターなんかも密かにやってみたいなぁ。面白そうじゃないですか。あ、これ、ナイショですよ!!この会社、言ったらなっちゃうから(笑)」2023.11.3 COLUMN -
THE FARM 人物図鑑⑤
『お客様の大切な1日のために。非日常の隠れた演出』THE FARMコテージ クリーンキーパー 田山さん なぜTHE FARMは進化し続けているのか?それは、熱い想いを持ったスタッフがいるから。THE FARMを彩るスタッフをリレー形式で紹介する「THE FARM人物図鑑」その⑤ THE FARMの”クリーンキーパー” 「コテージのクリーンキーパーになり今年で9年目になりました。現在は2階建てコテージ《グランデ》の清掃をメインで行っています。入社当時は清掃のお仕事自体が初めてで、先輩たちの動きをよく目で追ったり、自宅に帰って自分のベッドで練習をしてみたり・・・とにかく忠実に真似をしましたね。《グランデ》は置いてあるインテリアも備品も、ベッドメイキングも、通常のお部屋の倍かかります。お部屋の使い方、お客様の人数も毎回毎回違うにしろ、清掃時間は同じなので最初は正直とまどいもありました。でも、どのクリーンキーパーもそうで、「1分でも早くお客様を迎えられるように」という思いを持てば、どんな条件でも強い気持ちで臨めます。」 お客様の大切な1日のために。非日常の隠れた演出家 「お部屋の清掃に入る前、その日宿泊されるお客様の名前を毎回覚えるようにしています。直接お客様と触れ合うことはなくとも、遠目にそのお客様たちのワクワクしているお姿を見るのがなによりも嬉しいです。この間接的な触れ合いも重要なサービス業の要素だと思っています。私たちは毎日何棟も同じように清掃をしているけれど、お客様にとってその日こそがこの上ない特別な日かもしれません。だからこそ大切な1日を快適に過ごしていただけるように不備なく綺麗にリセットすることはとても重要な作業だと自認しています。玄関を開けた瞬間「ああ、ここは非日常の空間だ」と感じていただきたいので。」 進化していくTHE FARMを見たい 「実を言いますと、平日は会社員もこなしつつ、週末はここTHE FARMで仕事をし、プライベートでは趣味のクラフトの講師もしています。なんだか休みがありませんね(笑)。それでもとても充実の毎日です。入社した9年前、今のグランピングエリアなんかは山林だったんですよ。当時はまだコテージしかなくて。今年10周年ですから、結果的にはTHE FARMが完成するまでをずっと近くで見てきたことになります。それにもかかわらず出勤するたびにTHE FARMに来るとなにか空気が違う、やっぱりここはリゾートなんだなぁといまだに毎回感じます。まるで別世界に来たような。コロナ禍でいったんクローズした時は不安で仕方なかったです。しかしなんとかオープンできて久しぶりにユニフォームに袖を通せたときはすごくうれしかったのを思い出します。やっぱりTHE FARMが好きなんですね。だからこそこれからどんな農園リゾートに進化していくんだろうかとワクワクしています。そうですね、そんな進化の途中、もし機会があれば大人の女性に向けてヨガイベントを開催したりとか、そういう場を提供してみたいかな!」2023.9.28 COLUMN